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熊本県内の求職者の注目度が高い業界・企業~半導体関連業界編~
世界の半導体受託生産市場でトップシェを誇る台湾企業TSMCの進出で、勢いを増している熊本県の半導体産業。
本県には、既に多くの半導体関連企業が集積しており、魅力ある環境が揃っています。
中でも求職者の注目度が高い半導体関連企業をご紹介します。

・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング

■本社所在地:熊本県菊池郡菊陽町大字原水4000番地1
■企業HP:https://www.sony-semicon.com/ja/index.html
■事業内容:半導体の設計・開発・生産・カスタマーサービス
■特徴:
・CMOSイメージセンサー
別名「電子の目」と呼ばれ、レンズで集めた光(映像)を電気信号に変える半導体です。
私たちが手掛けるソニーのCMOSイメージセンサーは世界シェアNo.1を誇り、世界中のスマートフォン等に搭載されています。
また、世界に先駆けて裏面照射型CMOSイメージセンサーおよび積層型CMOSイメージセンサーの開発・量産化に成功するなど、世界最先端の技術力を有しています。
・長崎テクノロジーセンター増設棟「Fab 5(ファブ ファイブ)」
2021年4月より、当社長崎テクノロジーセンターの敷地内に建設を進めてきた増設棟において、生産ラインの稼働が開始されました。
増設棟は、「Fab 5(ファブ ファイブ)」という名称で、世界No.1のイノベーティブな理想工場の実現をめざして建設され、FA(ファクトリー・オートメーション)技術を駆使したCMOSイメージセンサーの量産活動を行っています。
引用:https://kosen-plus.com/company/dfa95105-a547-4bbf-8cf3-b669ce62b14d/top/
■売上高:6525億7100万円(2022年度)
■従業員数:約11,700名(2023年4月1日現在)
■非上場

・TSMC

■本社所在地:8, Li-Hsin Rd. 6, Hsinchu Science Park,Hsinchu 300-096, Taiwan, R.O.C.
■熊本事業所:熊本県菊池郡菊陽町大字原水4106-1
■企業HP:https://www.tsmc.com/japanese
■事業内容:ファンドリー、半導体素子の製造・販売など
■特徴:
TSMCは世界最大級の半導体メーカーである。1987年に台湾で創業。
台湾はもちろん米国や中国にも製造拠点を持ち、2022年第3四半期の段階で世界シェアの56.1%を占めている。時価総額はトヨタの倍以上となる約62兆円だ(23年2月時点)。
TSMCは圧倒的な供給力と高水準のチップ製造技術に強みがあり、世界の主要メーカーの多くが同社の半導体に依存している。
このためTSMCは実質的に半導体の価格決定権を握っているとされる。
トヨタの2倍近い時価総額を誇り、実質的な半導体の価格決定権を持つことから「化け物のような会社」と評されるTSMC。
半導体の受託生産(ファウンドリー)では60%(記事公開時)のシェアを占め、他社の追随を許さない。
同社の強みは技術力の高さに加え、世界中に及ぶ情報収集能力と徹底した情報管理能力だ。一方で、地政学的リスクを考慮し米中両国とのバランスを取るしたたかさも持ち合わせている。
引用:https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00081/030900520/
■売上高:2兆2638億9100万NTドル
■従業員数:熊本事業所1,700名、世界規模 73,090名 (2022年)
■上場:台湾証券取引所(TWSE: 2330)、ニューヨーク証券取引所(NYSE:TSM)

・東京エレクトロン株式会社

■本社所在地:東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー 38F
■東京エレクトロン九州株式会社:熊本県合志市福原1-1
■企業HP:https://www.tel.co.jp/
■事業内容:コータ/デベロッパ、サーフェスプレパレーション装置の開発・製造
■特徴:
・半導体製造装置
半導体は現代社会のあらゆるところで使用されています。
パソコンやスマホ、その他電子機器のすべてに組み込まれています。
通信技術の発展が近年目まぐるしいですが、通信技術も半導体技術の発展がなければ実現不可能です。そのためデジタル社会の土台となり、鍵を握っているのが半導体なのです。
この観点から、半導体メーカーがよく注目されますが、半導体製造“装置”のメーカーも同等に重要な存在です。
半導体メーカーが設計したデバイスを現実の製品として作り出すためには、高精度な製造装置が欠かせません。理論上、ハイレベルなデバイスが作れることを証明できても、製造技術が追い付いていなければ実用化のしようがありません。そ
のため半導体メーカーの技術力向上のみならず、半導体製造装置メーカーのイノベーションも起こしていかなければ全体としての技術力向上にはつながらないのです。
なお、東京エレクトロンの主なラインナップとしては、ウエハ処理の過程でフォトレジストの塗布・現像を行う「コータ/デベロッパ」が挙げられます。
2021年の世界市場シェア89%を持ち、全世界から高い評価を受けています。他にも「ウェーハプローバ」(シェア47%)、「成膜装置」(シェア39%)、「ドライエッチング装置」(シェア29%)、「洗浄装置」(シェア25%)などが挙げられます。
・FPD製造装置
フラットパネルディスプレイを製造するための装置も東京エレクトロンの主力製品です。そもそも「フラットパネルディスプレイ」とは、パソコンやスマホ、液晶テレビ・有機ELテレビなどのディスプレイのことを指しています。こうして挙げてみると、FPDも現代社会には欠かせない存在であることがわかるでしょう。
電子機器の処理内容を人間が把握したり、デバイスをコントロールしたりためには、接点となるインターフェイスが必要です。要は、ディスプレイとして表示する機器が多くの場合必要なのです。東京エレクトロンの2022年における世界市場シェアは、「FPDプラズマエッチング装置」で71%。「FPDコータ/デベロッパ」についても21%と、支配的な立場にあります。
引用:https://nihon-polymer.co.jp/2023/05/08/4165/
■売上高:2兆2,090億円(2022年度)
■従業員数:2,021名(単独)、17,522名(連結)
■東京証券取引所プライム市場上場

・平田機構株式会社

■本社所在地:熊本県熊本市北区植木町一木111番地
■企業HP:https://www.hirata.co.jp/
■事業内容:各種生産システム、産業用ロボットおよび物流関連機器等の製造ならびに販売
■特徴:
Hirataは多数の優秀な技術者を擁し、また国内の生産拠点に、生産に必要な多様な設備と広大な組立試運転スペースおよびクリーンルームを保有しております。 これにより大型生産システムのシミュレーションや部品製造、組立・検証、生産立ち上げまでを一貫して生産する体制とリードタイムの短縮を実現しています。

また、海外にも営業・生産拠点を設置しており、世界中のどの地域においても運用サポート・メンテナンスなどに迅速かつ柔軟に対応いたします。
引用:https://www.hirata.co.jp/ir/introduce/strongpoint
■売上高:670億87百万円(2022年度)
■従業員数:2,234名(連結)、1,359名(単体)※2023年3月31日時店
■東京証券取引所プライム市場上場

・三菱電機株式会社

■本社所在地:東京都千代田区丸の内2丁目7番3号
■パワーデバイス製作所(熊本):熊本県合志市御代志997
■企業HP:https://www.mitsubishielectric.co.jp/
■事業内容:パワーモジュール、大電力パワーデバイス、半導体センサー、トランジスタアレイ、HVIC
■特徴:
・電力需要拡大の歴史とともに
三菱電機のパワーデバイス(電力用半導体)への取組の歴史は古く、1952年、中央研究所での開発にさかのぼる。初期の需要は、電気機関車や電力会社などであり、その後、産業機器(インバーター、サーボ、ロボットなど)の拡大とともに発展し、現在ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)チップを搭載したモジュールとIPM(Intelligent Power Module:駆動回路や保護回路を搭載するモジュール)が主力製品となっている。
また、従来のSi(シリコン)素材から、より電力損失が発生しにくいSiC(炭化ケイ素)へと研究開発を進め、2010年には世界で初めて※SiCモジュールをエアコンへ搭載するなど、最新のSi、SiCデバイスが、家電、産業機器、鉄道車両の各分野でインバーターの小型・省エネ化に貢献している。
※2010年8月24日現在、当社調べ
・パワーデバイスに期待される役割
近年、環境保護意識と省エネ意識の高まりを背景に、家電のインバーター化が進展。また、風力発電や太陽光発電、ハイブリッド車など、電力の効率利用の鍵を握るパワーデバイスは、地球環境保全に貢献し、あらゆる分野に不可欠なキーデバイスとして需要が増加している。この需要増加に対応するために、広島県福山市にパワーデバイス製作所の新たな製造拠点(ウエハプロセス工程)を開設した(2022年4月量産開始)。また、福岡地区には、新たに開発試作棟を立ち上げ(2022年9月稼働開始)、これまで敷地内に分散していた開発実験室、開発品試作ライン等を1か所に終結させることで、開発体制を強化し、新技術・新製品の開発を加速する。パワーデバイス製作所では、市場のニーズに適合する製品及び生産体制を、高度な開発力・技術力によって構築することで、今後も社会へ寄与していく。
引用:https://www.mitsubishielectric.co.jp/saiyo/graduates/philosophy/place/p_device/
■売上高:5兆36億円(2022年度)
■従業員数:149,655名(連結)
■東京証券取引所プライム市場上場

・ルネサスエレクトロニクス株式会社

■本社所在地:東京都江東区豊洲三丁目2番24号
■ルネサスセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社(川尻工場):熊本県熊本市南区八幡1-1-1
■企業HP:https://www.renesas.com/jp/ja
■事業内容:各種半導体に関する研究、開発、設計、製造、販売およびサービス
■特徴:
ルネサスは、世界を代表するマイコンのグローバル企業として、組み込みプロセッサを中心に、アナログ&パワー、コネクティビティなどの各種半導体を、自動車、産業、インフラ、IoT分野に提供しています。
また、私たちの製品を最適に組み合わせたウィニング・コンビネーション・ソリューションを提案することにより、早期開発にも貢献しています。
あらゆるモノとモノをつなぎ、エンドポイントのインテリジェント化を推進するなど、ルネサスは人々の暮らしを楽(ラク)にする技術で、持続可能な未来をつくることを目指しています。
引用:https://www.renesas.com/jp/ja/document/ppt/corporate-presentation?ir_ts=1696211683021&r=482381
■売上高:1兆5027億円
■従業員数:21,017名(連結)※2022年12月末時点
■東京証券取引所プライム市場上場